思春期のころに悩まされたニキビは、大人になってからも再発することがよくあります。
更に、大人になってからのニキビは思春期のころと比べて改善に時間がかかり、
跡も残りやすくなってしまいます。
気になるとつい触ってしまいがちになりますが、やはりそうすると
さらに悪化してしまいますので、早めの治療が大切です。
ニキビ治療というと、医薬品による治療や、レーザーを使用した
治療などがまず頭に浮かぶ人も多いでしょう。
もちろんそうした治療を受けることは大切ですし、効果も見込めるのですが、
同時に、食生活の見直しも行いたいものです。
近年、マクロビオティックが話題になっていて、美容や健康のために利用する人が増えています。
マクロビオティックとは、主食に雑穀や玄米を用いて、肉や卵、乳製品、精製した砂糖などは摂取しない食事療法です。
日本ではすっかり欧米型の食生活が定着しました。コンビニやファーストフードに頼るあまり、
ニキビができやすい食環境になってしまっています。
欧米型の食生活では、脂質や糖質、香辛料などの刺激物が摂取過多となり、
逆にビタミンなどは不足する傾向にあります。
マクロビオティックは、糖質や脂質を抑え、野菜などの植物性の食品の摂取が中心となるため
ニキビ治療への効果が期待できます。クリニックでニキビ治療を受けたり、ニキビ対策用の化粧品でケアをしても
思うような改善が見られない人は、マクロビオティックの実践をおすすめします。
糖質制限食を考えるのもお勧め
ニキビとは、皮脂や古い角質などが毛穴に詰まって引き起こされる皮膚炎症性疾患で
原因は様々ですが、肌が乾燥して肌のバリア機能が低下することによって引き起こされやすくなります。
糖質制限食は、そんなニキビ治療に効果的であるとして注目されているのです。
ニキビ治療ではなくダイエットなどに有効だとされている食事方法ですが、糖質をなるべくとらずに
タンパク質をメインにしていくことで皮脂の過剰分泌を防ぐことができるようになります。
ニキビは皮脂が毛穴に詰まることによって発症するため、皮脂の過剰分泌を防ぐ糖質制限食は
ニキビ治療に効果的なのです。
この方法はダイエットのように毎食ではなく、夕食だけを糖質制限することだけでも
効果があるとされています。
しかし、インスタント食品や外食ばかりして夕食だけを置き換えても意味がなく、
きちんと三食栄養バランスの取れた食事をすることが大切です。
また、腸内環境を整えなければオイリー肌になってしまうことも考えられるため
きちんと腸内環境を整える食生活を意識することも重要となります。
特に社会人になると、自分の好きな食べ物ばかりに偏ってしまいがちになり
それを自分で管理して改善していくのは大変なことでもあります。
そのため、近くでニキビ治療に実績のある病院や美容皮膚科を探して実際に話を聞くことで、
自己管理をするよりも意識が高まりやすくなり改善にも早く進んでいけることが考えられますので、
一人で悩んでいるよりも専門医に早めに相談しに行くことがお勧めです。